様々な情報収集や想定問答集の作成が終われば、昇任面接当日までに模擬面接を受けることをお勧めします。やはり、頭の中だけでの学習だけでは、実際の面接で答えられるのか、わからないからです。
<ポイント>
1 上司に模擬面接を依頼する
2 模擬面接でわかること
3 上司に模擬面接を依頼できない場合は
1 上司に模擬面接を依頼する
模擬面接は、直接の上司(管理職)にお願いした方が良いでしょう。実際に、直属の上司が試験当日の面接官になる可能性は、まずありません。それは、どうしても上司は直属の部下への採点が甘くなってしまうので、試験の公平性に疑問が出てしまうからです。
しかし、上司にやる気を見せておくことは大事です。また、実際に管理職は面接官を経験していることが多いのです。このため、試験当日の着眼点や注意点を教えてもらえますので、とても役立つのです。
服装、話し方、身振り手振りなどの態度、回答の内容など、様々な点からチェックしてもらえますので、上司による模擬面談は重要なのです。
とは言っても、急に上司に「模擬面接をお願いします!」というのは言いにくいものです。そうした場合、他の受験生と一緒に依頼するという方法もあります。
上司も、複数の職員から依頼されれば断りにくいでしよう。また、受験生からすれば、他の受験生が面接を受けているところを見ることができれば、それも勉強になるはずです。
2 模擬面接でわかること
実際に模擬面接を受けると、自分の癖や弱点がよくわかるはずです。
例えば、面接官の目を見ずに回答してしまう、話し出す前に必ず「あの~」と言ってしまう、面接官に反論されるとムキになってしまうなど、自分の特徴がわかります。
また、事例問題もすぐに答えることが難しいこともわかるはずです。そのため、模擬面接後に「住民、上司、議員、職員の4つの視点で考え、緊急性を踏まえた上で回答しよう」、などの対策も考えられるようになります。
模擬面接を受けると、直接面接官と話すのは恥ずかしくなってしまい、上手く話せないことがわかると思います。いくら事前のイメージトレーニングが出来ていても、実際に面接官を目の前にすると、思っているとおりには話せないものです。
そうした意味では、面接ではある程度の演技力が必要とされると言えます。さらに、模擬面接後の面接官の講評にも注意しましよう。先に述べたとおり、この講評は実際の採点と同様の可能性が高いからです。
単に、「合格基準をクリアしたか?」ではなく、「改善すべきポイントはどこか?」という視点で考えることが必要です。
3 上司に模擬面接を依頼できない場合は
どうしても上司に模擬面接を依頼できないこともあります。そうした場合は、ココナラのサービスを使う方法もあります。
ココナラには、実際に昇任面接の面接官だった人がサービスを提供していることもあります。
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