7 昇任面接の勉強方法② 想定問答集の作成

面接対策

昇任面接の勉強にあたって、想定問答集の作成はとても効果的です。ぜひ準備しましょう。

<ポイント>
1 想定問答集とは
2 想定問答集の具体的内容

1 想定問答集とは
想定問答集とは、予想される面接官の質問と、その質問への回答をとりまとめたものです。面接にあたって、面接票の提出が求められていることがありますが、その場合は、この面接票に基づいて想定問答集を作成します。

また、面接票の提出がない場合には、一般的な質問(志望動機、昇任したらやってみたいことなど)を想定して回答を作ります。さらに、事例問題への対応へも注意が必要です。

なお、回答は1回作れば終わりではありません。その回答への再質問・再々質問も想定して、さらに回答を作ることが必要です。

こうした作業を行うことによって、面接全体のシミュレーションをすることができ、面接への不安を減らすことができます。

2 想定問答集の具体的内容
では、もう少し具体的に想定問答集の内容について考えていきましょう。

①面接票に基づく質問
一般的に、昇任面接では事前に面接票を記入して、面接官に提出します。このため、自分が書いた内容に対して、どのような質問が来るのかは、ある程度予想できるはずです。

その予想を基本にして回答を考え、さらに再質問、再々質問についても対応を考えておく必要があります。

なお、面接票を記入するにあたっては、面接官が質問したくなるように書くこと、つまり質問を誘導するのがポイントです。

「長所に『粘り強い』と書いたら、『具体的にはどういうこと?』と聞いてくるだろう。そうしたら、〇〇と答えよう」などと、面接のストーリーを組み立てることができます。

こうなると、自分の得意分野やアピールポイントに誘導することが可能となり、有利に面接を進めることができます。

事例問題への対応
事例問題は、「課(係)内に問題職員がいた場合、どのように対応しますか」、「担当施設で事故が発生して、住民がけがをした際にはどうしますか」など、受験生が係長や課長になったと仮定して、実際の現場で起こりそうな場面を想定して、その対応を受験生に答えようとさせるものです。

なお、この事例問題は、長文の場合もあります。例えば、課長面接であれば議員や町会長への対応、部長や首長などの上司への報告、部下への指示など、対応すべき事項が複数にまたがることがあります。

こうした場合、「何を、どの順番で行うのか」が大事になりますので、参考書で的確な状況判断ができるように養っておく必要があります。

③それ以外の質問
それ以外の質問については、まず基本的な質問が考えられます。志望理由、昇任したらやりたいこと、自己啓発の内容、過去の実績、などがあります。昇任面接における基本的な質問ですので、これらも一通り抑えておく必要があります。

また、時事問題への認識、現在の市政の課題、今年不合格となったらどうするのか、など変化球のような質問への対応も考えておきたいところです。

これらは、過去の合格者からの情報収集から質問が想定できるはずです。なお、これについても再質問、再々質問への対応も考えておく必要があります。

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