3 昇任面接はどのように採点されるのか

面接対策

昇任面接は、どのように採点されるのでしょうか。これも、実際には自治体によって異なりますが、一例をご紹介したいと思います。面接官が3人の例で考えてみましょう。

<ポイント>
1 総合評価と個別評価
2 面接官は、他の面接官と受験生のやり取りも注目している
3 即不合格になってしまう受験生とは

1 総合評価と個別評価
基本的には、面接官3人がそれぞれ個別に採点を行います。その点数のつけ方もいろいろありますが、基本的にはA~Eなどの5段階で総合評価することが多いかと思います。総合評価以外にも、個別評価(論理力、表現力など)を行う場合もあります。 

個別評価は、あまり気にする必要はありません。面接官が「この受験生の表現力には、問題がある」のような個別の事項を気にすることは、あまりないからです。

それよりも、「この受験生は昇任させても大丈夫か?」が大事なポイントです。そのため、実際には最初に総合評価を決めた上で、後で個別評価を割り振る感じでしょうかあくまで、大事なのは総合評価です。

「面接官3人の総合評価に、大きな違いはないのか?」と考えるかもしれませんが、基本的にはありません。だいたい面接官を行う職員はベテランなので、それほど大きく人物評価が異なることはないのです。

2 面接官は、他の面接官と受験生のやり取りも注目している
面接官は、自分が担当した10分間だけで評価するわけではありません。

例えば、1人目の面接官との受け答えが良かったとしても、3人目の面接官からの質問に十分に答えられないと、1人目の面接官は減点してしまう可能性は十分にあります。このため、受験生としては、最後まで気を抜いてはいけません。

反対に、1人目の面接官での受け答えが十分にできなかったとしても、後でリカバリーすることが可能です。よくあるのは、最初の面接官とは緊張でうまく話すことができなくても、時間の経過によって落ち着いてきて、だんだんと自分を発揮できる受験生です。

こうした受験生は案外多いのですが、最初の面接官も最後までじっくり受験生を見ていますので、「最初の面接官への回答に失敗した」と早々にあきらめる必要はありません。

3 即不合格になってしまう受験生とは
なお、面接で不合格に直結するタイプの受験生がいます。その具体例は、次のようなものがあります。

①質問に答えられず、沈黙が続くタイプ
②「そうおっしゃいますが、私は〇〇と考えます」と自我を主張するタイプ
③「確かに、私の意見は違っていました。おっしゃるとおりです」のように、すぐに自説を引っ込めて面接官に迎合するタイプ

こうしたタイプを昇任させることは、面接官としては不安を感じてしまいますから、とても合格させられないのです。

昇任面接には、次の書籍がおススメです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました