4 昇任面接の事例問題とは

面接対策

事例問題とは、受験生が係長や課長になったと仮定して、実際の現場で起こりそうな場面を想定して、その対応を受験生に答えようとさせるものです。

<ポイント>
1 事例問題の出題方法
2 事例問題の勉強は必須
3 面接官はどう考えるか

1 事例問題の出題方法
面接によっては、受験生の前に事例問題が書かれた紙を置き、それを黙読させた後に、面接官が質問を行うこともあります。

また、単に面接の中で、「もし、あなたが係長だった場合、メンタルに問題を抱える係員がいた際には、どのように対応しますか?」のように、面接官が場面を設定して、質問してくることもあります。

昇任面接では、受験生がその役職に適格か否かを判断します。こうした事例問題は、受験生の考えを知る上では極めて有効です。このため、紙に書かれているかどうかは別にしても、こうした事例問題は必ずといっていいほど、出題されます。

2 事例問題の勉強は必須
しかし、受験生はその役職になっていないため、あくまで想像した上で事例問題に答えなければなりません。このため、受験生にとっては、参考書でこの事例問題の勉強をしておくのは必須です。

実際に、事例問題としては、組織のマネジメント、部下指導、上司の補佐、他部署との連携、住民対応、関係団体や関係機関との調整、クレーム対応、議員対応、危機管理など、幅広い質問が想定されます。

実体験がないのにも関わらず、こうした事例に対応するためには、参考書でイメージトレーニングするしかありません。おそらく、昇任面接の事例問題対策として参考書を用いない受験生はいないと思います。

先にも述べたように こうした回答では「理想論」だけでも「本音」だけでもよくありません。

例えば、大物の町会長から地域エゴと思われるような依頼があったような場合、「それはダメです」との理想論も、「大物の町会長なので渋々受け入れます」の「本音」の答えでは困ります。

「ご理解いただけるように、時間をかけて説明していきます」のような、面接官も納得できる回答が求められるわけです。

3 面接官はどう考えるか
面接官からすれば、受験生が「理想論」や「本音」で答えてしまうと、「実際に昇任した場合に、本当に対応できるだろうか。何か問題を起こしてしまうのではないか」と不安になってしまうわけです。

そうすると、やはり「昇任させられない」と判断してしまうわけです。このように、事例問題の回答は受験生の適格性を知る上では、とても重要なのです。受験生としても、しっかりとした準備が必要となります。

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