5 昇任面接における圧迫面接とは

面接対策

面接には、圧迫面接と呼ばれる方法があります。文字通り、受験生を圧迫して、追い詰めようとするものなので、受験生としては注意が必要です。

<ポイント>
1 圧迫面接とは
2 圧迫面接に慌ててはいけない
3 圧迫面接への対応方法

1 圧迫面接とは
圧迫面接とは、わざと意地悪な質問をしたり、受験生の回答を否定したりして、受験生を追い詰め、その対応を評価しようとする面接方法です。

かつては、受験生に対して怒鳴ったり、罵声を浴びせたりするような、ひどい方法も取られたようですが、さすがにそうしたことは現在はありません。面接とはいえ、このようなことをしたらパワハラになってしまいます。

しかし、「それで議員が納得すると思いますか?」、「そのような方法では、部下は納得するとは思えないのですが」、「本当にその方法で良いと考えているのですか?」など、言葉遣いは丁寧ながらも、受験生を追い込むような質問は、必ずしてきます。

それは、やはり上辺だけではない、受験生の真の姿を見たいと思うからです。面接が表面的なやりとりだけで終わってしまったら、とても受験生の本当の姿を面接官は知ることができません。

このため、面接官はいろいろな方法を使うのです。具体的には、この圧迫面接もそうですが、面接票に書かれていないことを聞く、正解がない質問をするなど、いろいろあります。

2 圧迫面接に慌ててはいけない
圧迫面接で慌ててしまったら、面接官の思うつぼです。面接官としては、受験生の本当の姿をあぶりだすことができたので、圧迫面接の目的を達成できたからです。しかし、受験生にとっては、取り乱した姿を見せてしまうので、失敗です。

かつて、面接で面接官の発言に激高してしまい、強く言い返す受験生がいました。おそらく圧迫面接という手法を知らなかったのだと思います。そのため、「意地悪な面接官がいる」と思い込んでしまったのでしょう。面接官に反発した態度を取ってしまい、不合格になったのは言うまでもありません。

受験生としては、圧迫面接が始まっても慌てないことが重要です。仮に、面接官がそのような質問を行ってきたら、「はいはい、圧迫面接ですね。面接官の方も、役割があって大変ですね」と思うくらいの余裕がほしいところです。

3 圧迫面接への対応方法
圧迫面接への対応方法としては、次のようなものがあります。

①「そうおっしゃいますが、自分としては〇〇と考えます」と自分の意見を貫く
②「そういう考え方もあると思います」と自分の意見を修正する
③「わかりません」と素直に謝ってしまう

どれが正解ということではなく、質問などによって対応は変わってきます。ただ、いずれの場合も面接官に対抗しようとは思わないことです。

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