13 係長(課長)にとって重要な能力とは、何だと思いますか

面接対策

この質問は、受験生の「係長観」・「課長観」を問うものです。つまり、「あなたのイメージする係長(課長)とは、どのようなものですか」ということで、受験生からすれば「この能力があれば、その役職をやっていける」と答えているようなものです。

<ポイント>
1 「正解」はない
2 理想の係長(課長)像が描けているか

1 「正解」はない
この質問に対する回答に、正解はありません。指導力、マネジメントカ、調整力、リーダーシップなど、答えとしてはいくつか考えられます。大事なことは、「なぜ、そのように考えるのか」です。

例えば、指導力と答えたとします。そうすると、面接官は「なぜ、指導力が大事なのですか?」と聞いてきます。

それに対して、「係長は部下をまとめて係運営を行い、係としての成果を上げることカ大きな役割です。これは、主任などとは大きく異なりますので、指導力が大事だと思います」のよう説明する必要があります。

この理由を聞くことで、受験生が係長(課長)をどのように捉えているのかが、面接官にはわかるのです。このため、仮に「知識」、「緻密さ」、「正確さ」のような主任などの一般職員と 差異がものを答えてしまうと、面接官への説明が難しくなります。

例えば、確かに係長が一般職員よりも知識があることは良いのですが、それで係長の役割を十分に果たすために最も大事かを考えると、やはり疑問です。そうすると、「この受験生は役職の役割を十分に認識しているのか」と面接官は不安になってしまうのです。

2 理想の係長(課長)像が描けているか
また、再々質問として「では、あなたはどのように指導力を発揮していくのですか」、「指導力を身につけるためには、どうしたら良いのですか」などの関連した質問も予想されます。こうした関連質問にも十分に答えるには、受験生が「指導力」について十分にイメージできていることが大事です。

指導力とはそもそもどのようなものか、どういう場面で係長は指導力を発揮するのか、指導力を身に着けるためには何をしたら良いのか、など面接官はあらゆる面から質問を考えて、受験生が理想とする係長像を確認しようとするのです。

こうした係長像が確認できると、面接官は「この受験生は、係長になったらこのように係を運営していくつもりなのだな」ということがわかります。そうすれば、係長として適任なのかどうかが判断できるのです。

受験生の描く係長像が頼りないと、「そんなんで、本当に係長としてやっていけるの」と面接官はやはり不安になってしまいます。

大事なことは、自分の中で理想の係長(課長)をしっかりイメージすることです。これは、書籍などの知識で得るものではなく、自分で考えて作り上げる必要があります。

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