1 お悩み
昨日の日曜日に、総合運動場で市民スポーツ祭りを開催しました。しかし、雨が降り続く中での開催であったために、例年よりも参加者が大幅に減少していまいました。そのため、参加者に配付する記念品(黒赤のボールペンセット)が大量に余ってしまいました。業者に返品もできないことから、どうにか有効に活用したいと思います。何か良いヒントはないでしょうか。
2 解決法
9つの問いからアイデアを生み出す「オズボーンのチェックリスト」を活用しましょう。
オズボーンのチェックリストとは、テーマを決めて、以下のチェックリストに答えることで、アイデアを生み出すものです。
①転用…他の使い道はないか?
②応用…他からアイデアが借りられないか?
③変更…変えてみたらどうか?
④拡大…大きくしてみたらどうか?
⑤縮小…小さくしてみたらどうか?
⑥代用…他のもので代用できないか?
⑦置換…入れ替えてみたらどうか?
⑧逆転…逆にしてみたらどうか?
⑨結合…組み合わせてみたらどうか?
お悩みであれば、福祉施設に寄付する、他のイベントの記念品として使ってもらう、セットをばらして窓口で使う、保育園に配付して園児のお絵かき用に使ってもらう、などいろいろ考えられます。なお、9つの視点すべてのアイデアが出なくても構いません。
3 活用例
①啓発方法を考える
防災、人権、認知症など、様々な分野で住民への啓発を図ることは、行政の大きな役割です。しかし、前例踏襲で同じようなイベントやパンフレットの作成では、なかなか効果的な啓発にならないことがあります。
このため、他のイベントとセットで行う、あえて大災害や差別謝意の実情を伝える、国や都道府県と合同で大規模な防災訓練を行うなど、従来の啓発方法を大きく変えてみるのも1つの方法です。
②予算不足への対応
どうしても予算が不足する場合、事業の縮小、他部署で同種の事業を実施してもらう、他部署予算の執行委任として実施、既存事業の一部変更など、様々な対応が考えられます。
4 ワンポイントアドバイス
オズボーンのチェックリストと類似したものとして、SCAMPER(スキャンパー)があります。
コメント