昇任面接では情報収集が重要です。できるだけ多くの情報を集め、意味のない努力や、時間を無駄にしないようにしましょう。
<ポイント>
1 実施要綱を必ず確認する
2 過去の合格者からの情報収集
1 実施要綱を必ず確認する
昇任選考の実施要綱の確認は、基本中の基本です。
日程、面接時間、評価基準などを一通りおさえておきます。面接内容については、言及されていないことが多いのですが、自治体によっては、プレゼンテーションや事例問題の有無などが記載されていることもあります。
2 過去の合格者からの情報収集
過去の合格者からの情報収集は、とても重要です。昇任面接の実施方法は、自治体によって異なりますので、自分の自治体がどのような方法で実施しているのかは、公表されている資料がない以上、合格者に聞くしかありません。概ね次のことを確認しておくと良いでしょう。
①面接官の人数や役職
面接官は何人でどの役職の者だったか、という点です。例えば、部長級1人と課長級2人などです。実際の面接官の名前も確認しておきましょう。
過去に面接官を行った管理職は、今後でも担当する可能性が高いからです。なお、自治体によっては、自治体職員以外の者が面接官となることもあります。具体的には、民間企業の管理職、大学教授、昇任選考受託事業者などです。
②面接の流れと時間
事例問題があるか、面接票は事前提出か、面接官1人当たりの面接時間、などです。「先に事例問題を15分行い、1人の面接官が担当した。その後、2人の面接官がそれぞれ7分程度の面接票に基づく質問を行った」など、面接の全体像を確認します。
これらを知ることができれば、実際の面接の内容をかなり具体的にイメージすることが可能となり、安心感につながります。
③質問内容
事例問題と面接票に基づく質問それぞれについて確認します。場合によっては、面接票に基づかない質問もあります。これは、その面接官が考える独自の質問です。
また、「面接票にはないが、昇任に対する本人の意気込みを必ず述べさせること」のように、すべての面接で共通の質問事項となっている場合もあります。
④面接で注意すること
その他の面接の注意事項も、受験生の経験から学べる貴重なもアドバイスです。「志望理由について、もう少し詳しく述べるべきだった」、「質問に答えられずに詰まってしまったが、何かしら話しておくべきだった」など、いろいろあるかと思います。
また、面接内容に限らず、「集合時刻から面接開始まで時間があるので、参考書を持っていった方が良い」、「名札を忘れでしまい、気まずい思いをした」など、面接に関わる様々なことが出てきますので、貴重な情報として収集しておきましよう。
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