<ポイント>
①決算とは、歳入・歳出予算の執行実績のこと
②決算に関するスケジュールとして、会計管理者による決算の調製、監査委員による決算審査、議会による認定、住民への要領の公表などがある
1 決算とは
決算とは、歳入・歳出予算の執行実績のこと。
決算額と対比する対象は予算現額であり、これは当初予算額に補正予算額などを加えたものとなる。
2 決算に関するスケジュール
決算を調製するのは、出納の権限を持つ会計管理者の役割。会計管理者は8月31日までに決算を調製し、長に提出する。
長は、決算及び関係書類を監査委員の審査に付す。監査委員は決算審査を行い、合議を行ない、決算審査意見書を長に提出する。
その後、長は議会での決算認定に付すため、関係書類を議会に提出する。議会の認定については、次の通常予算を審議する会議までに行う必要がある。
なお、議会で決算が認定されなくても、決算の効力には影響はない。ただし、その場合、その議決を踏まえて必要な措置を講じたときは、その内容を議会に報告し、公表しなければならない。
また、長は、議会の認定に付した決算の要領を住民に公表する。
【参考】決算
コメント