9 選挙ポスターを過信するな

格言集

選挙管理委員会事務局や議会事務局の職員、また管理職であれば思わず納得してしまう、このフレーズ。もはや説明不要でしょう。しかし、若い職員の方はご存じないかもしれません。

そのため、念のため説明しておきます。選挙公報や議会の広報誌に掲載されている議員の写真と、実際のご本人の様子に大きな違いが見られることがあり、全国のいろいろな自治体で職員がしばしば「あの人、本当に〇〇議員?」と発言してしまうのです。そのため、上司やベテラン職員からのアドバイスが、標記のフレーズなのです。

ちなみに、これは、男女問わずです。具体的な相違点については、申し上げにくいのですが、毛髪、シワなどを始めとして、ずいぶんいろいろな部分があるようです。詳細なコメントは差し控えさせていただきます。「これ、別人だよね」ということもあるようです。

しかし、ご存じの方もいると思うのですが、議員さんの写真へのこだわりは非常に強いものがあります。当然のことですが、この写真はご本人のイメージを大きく左右しますから、選挙の当落に大きく影響してくることは言うまでもありません。

このため、「このフォトスタジオ(写真館)で撮影すると、当選する!」と言われているショップもあるそうで、選挙の時は大人気になるそうです。こうした様子は、テレビなどでもよく特集されています。

ただ、職員の立場からすると、「偽りのない、真実の政治を」との文言とともに、先のような写真が掲載されているポスターを見ると、複雑な心境になってしまいます。そう思うのは、私だけではないと思うのですが、いかがでしょうか。

ちなみに、ある自治体では、職員はこのような議員をつい二度見してしまうことから、当該議員のことを「二度見議員」と言うとか、言わないとか…

諸事情により、今回については、他のテーマよりも文字数が少ないことをお詫びします(笑)

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